KDC NEWS 2016年11月号
毎年10 月、11 月は学会のシーズンです。かなたにデンタルクリニックからもドクターが参加してまいりました。
こちらのご報告になります!
こんにちは、歯科医師の金子です。10 月8・9 日に東京で開催された顎顔面口腔育成研究会学術大会に
私、金海先生、院長先生の3 人で参加して参りました。
ややこしい名前ですが何の学会かといいますと、矯正の学会です。
最近の子供は顎の成長発育、特に上顎(上アゴ)の成長発育量が少ない子が多く、その事によって
鼻炎やアレルギー・喘息などの疾患が関連してる事が最近注目されるようになってきました。
今まで皆さんは矯正といえば主に審美的なもの(見た目)を治すものというイメージを
持たれている方も多いと思いますが、そうで無くなってきています。
これからは正常な骨の大きさや形、歯並びにすることによって正常な身体の機能回復を獲得するという
方向になっていくのではないでしょうか。
今後もっと医科と歯科の連携が密になって行けば、様々な疾患に悩む子供たちに
明るい未来が待っていると確信できた2 日間でした。
ちなみに写真は空港での写真です。寝る暇もないぐらい、あっという間の空の旅でした(笑)
歯科医師 金子先生
10 月16 日に今回はビムラーという矯正装置の勉強会に名古屋まで行ってきました。
矯正治療で一般的にイメージされるのはブラケットとワイヤーによる矯正治療ですが、
ビムラーは主に寝ている時に使用する可撤式の矯正装置です。
これを装着することによって、下顎骨の側方運動を利用して狭い歯列が側方に拡大され、
歯が並ぶスペースが生まれてきます。
狭い口腔内ですと舌が後方に下がってしまい正しい呼吸ができませんが、
口腔内が広くなるとそういった機能面での改善も期待できます。
矯正治療とはただ単に歯並びを綺麗にするだけのものではなく、歯を本来の正しい位置に並べることで
清掃がしやすくなり、予防や全身の健康にも繋がってくるのです。
今回はいかに口腔内が健康に繋がっているかということを強く実感しました。
歯科医師 金海先生
当クリニックでは歯科・医科全般に精通すべく、
スタッフ一同日々研鑚・尽力してまいります!